マイファーストゲーム「果樹園」
ヴィキッズでの療育に使用しているアナログゲームの一つ、マイファーストゲーム「果樹園」を紹介します。
HABA社の、「マイファーストゲーム」シリーズは、小さい子どもでもプレイできる、やさしいゲームを集めたシリーズです。
このゲームも、2歳ぐらいからプレイできる、とても易しいゲームです。その分、小学生ぐらいのお子さんにとっては、少し物足りないかもしれません。
このゲームは、サイコロを振って、赤なら「りんご」、青なら「すもも」と、出た目の色の果実を収穫していきます。
ただし、カラスの目が出ると……
カラスが道を一歩進んできます。
また、カゴの目が出たら、どの果物でもいいので、一つ収穫できます。
そんなふうに、交代でサイコロを振っていき、カラスが5歩進んで果樹園に到着するまでに、すべての果実を収穫し終えれば成功です。カラスが果樹園に入ってしまうと、果物がカラスに食べられてしまい、ゲーム失敗です。
プレイヤーの間で優劣はつかず、全員で成功するか、カラスが勝ちになるかの2択なので、順位の理解が難しいお子さんや、プレイヤー間で勝ち負けがついてしまうとイヤになってしまうお子さんでもプレイできます。1ゲームも10分から15分ほどと短時間で終わるので、集中力が持ちにくいお子さんでも大丈夫です。
サイコロの目と、コマの色を見比べることで、色の認識や、色と色の対応を学ぶことができます。また、順番を守ってサイコロを振り、みんなで協力して目標を達成しようというゲーム設定、連続でカラスの目が出てしまうときのドキドキなど、すごろくのようなゲームへの導入として最適です。
木で作られたコマは温かみがあり、またサイズ感も、子どもが握るのにピッタリの大きさです。
お子さんが初めて触れるゲームとして、とてもふさわしいものだと思います。