アナログゲーム紹介「テディ・メモリー」
今日も、療育で使用しているゲームを紹介します。
「テディ・メモリー」という、クマさんの絵柄を使ったカードゲームです。
2歳ぐらいからプレイできる、易しいゲームです。
「テディ・メモリー」は、いわゆる、「神経衰弱」的なゲームです。
クマさんのシルエットに切り抜かれたカードを、順にめくっていき、同じ絵が揃えば、そのペアをもらえます。たくさんもらった人が勝ち、というシンプルなルールです。
トランプでおこなう神経衰弱ですと、似たような図柄ばかりでわかりにくいですが、はっきりと違う絵柄なので、それぞれのカードの弁別や認知、記憶もしやすくなっています。
また、分厚い紙でできているため、小さなお子さんでも、カードをめくったり持ったりしやすくなっています。
低年齢のお子さんの場合、枚数を減らした状態でプレイするのもおすすめです。
それが基本の遊びかたですが、神経衰弱ゲームとしてはプレイできない発達段階のこどもの場合、カードを表向きにした状態で、「赤ちゃんのクマさんどこかな?」「パンダさんはどこかな?」などと、カルタのような遊びかたをしても良いでしょう。
また、こども自身に、カードの絵柄の説明をしてもらうのも有効です。
「これは何してるクマさん?」
「ねんねしてるねぇ」
「あかちゃんのクマさんだね」
「パンダさんだった!」
などと。
よく似た具体物をもとに、会話をおこなうことで、それぞれのお子さんの認知の特性を探るきっかけにもなります。
神経衰弱というゲームは、大人がわざと間違うなどして、子どもさんに勝利の体験を積ませるなどの操作もしやすいです。小学生ぐらいの年齢になると、ガチンコで勝負しても、大人が負けてしまうこともしばしばですが…。