こんにちは、ヴィキッズの岡田です。 放課後等デイサービスのご相談をお受けする中で、保護者の方からよくいただく質問の一つに「学校をお休みしているのですが、通えますか?」というものがあります。 結論から申し上げますと、もちろん通っていただけます。 ヴィキッズでは、現在不登校となっているお子さんの支援にも非常に力を入れています。 本日は、なぜ私たちが不登校のお子さんのサポートを大切にしているのか、 そしてヴィキッズがどのような場所でありたいと願っているのかについてお話しさせてください。
学校でも家庭でもない「第三の居場所」として
子どもたちにとって、一日の大半を過ごす学校は非常に大きなウェイトを占めています。 それゆえに、学習面のつまずき、友人関係の悩み、あるいは「なんとなくしんどい」といった理由から学校に行けなくなると、お子さんも保護者の方も「社会から孤立してしまったのではないか」と強い不安を感じられることが少なくありません。 そんな時こそ、学校でも家庭でもない「第三の居場所(サードプレイス)」が必要だと私たちは考えています。 ヴィキッズは、「学校に行くための訓練」をする場所ではありません。 私たちのミッションは「ゆたかなこども期をつくる」ことです。 学校をお休みしているからといって、こどもらしい豊かな時間を諦める必要はありません。 安心して過ごせる場所で、信頼できる大人(スタッフ)と関わり、好きなことや得意なことに自分のペースで取り組む。 その時間の積み重ねが、お子さんの心のエネルギーを少しずつ満たしていくのです。
学校との連携:ヴィキッズへの通所が「出席扱い」になることも
ヴィキッズを開所した8年前の当初は、不登校のお子さんが日中に利用したいと思っても、市役所などからは「『放課後』等デイサービスなのだから、学校が終わった後の時間帯しか利用できない」と言われるような状況でした。 しかし、「制度上、日中の利用を禁止する根拠規定はどこにもない」ということをこちらでもしっかりと調べ上げ、 保護者の方々と共に声を上げながら、時間をかけて行政や学校と粘り強く交渉を重ねてきました。 その結果、現在では乙訓圏内において、学校と連携し、ヴィキッズへの通所が学校の「出席日数」としてカウントしてもらえる形が確立してきています。 「学校を休むこと」が進学への不安に直結してしまう保護者の方にとって、これは大きな安心材料になるはずです。 さらに、中学校の中間・期末などの定期テストについても、学校の教室で受けるのが難しい生徒さんのために、担任の先生と相談し、ヴィキッズの個室を使って学校と同じ内容のテストを受けたケースもありました。 必ずしもそのまま成績評価に直結するわけではありませんが、「自分だけが学校から取り残されている」というお子さんの孤立感を少しでも和らげることができればという思いから、こうした柔軟な連携も実施しています。
信頼できる大人との関係性が、将来の支えに
ヴィキッズを開所して8年以上が経ち、小学生の頃から通ってくれていたお子さんたちが中学生、高校生へと成長していく姿をたくさん見てきました。 思春期や反抗期といった難しい時期には、親御さんと衝突することも増えてきます。 そんな時、親でもなく、学校の先生でもない「第三の大人」として関われる私たちの存在が、お子さんの支えになっていると感じる場面に何度も立ち会ってきました。 中高生向けの「ヴィキッズユース」では、そうした時期のお子さんにも継続的なサポートを行っています。 学校に行けていない時期があっても、ここで「できた!」という経験を積み、将来の選択肢を一緒に考えていくことは十分に可能です。
義務教育終了後の一つの選択肢:通信制高校での学びをサポート
中高生の不登校において、親子ともに大きな不安となるのが「高校進学」です。 近年、義務教育終了後の進路として通信制高校を選ぶお子さんが増えており、実際にヴィキッズにも通信制高校に在籍しながら通所しているお子さんがたくさんいます。 通信制高校は、毎日通学する必要がなく自分のペースで学べるという大きなメリットがあります。 しかし、一方で大きな壁となるのが「自己管理の難しさ」です。 中学までに継続的な学習習慣が身についていない中で、誰からも強制されない環境のもと、自ら単位取得のためのスケジュールを考え、オンライン学習のみで必要な学力を身につけていく……。 これは、大人であっても決して簡単なことではありません。 そこでヴィキッズでは、こうした通信制高校に通うお子さんたちのサポートにも力を入れています。 「今週はどのレポートを進めるか」を一緒に計画したり、オンライン学習でつまずいたところをサポートしたり。 一人では挫折してしまいそうな学習の道のりを、スタッフが伴走しながら支えます。 (ここでも、AIを使った文字起こしや要約ツールなどの活用が、お子さんの学習の助けになっています。)
就労だけではない、18歳以降の多様な選択肢
高校を卒業した後の「18歳以降の進路」についても、私たちは子どもたちの選択肢を広げていきたいと強く願っています。 障害福祉の世界では、これまで「18歳以降は就労(就労継続支援など)」という進路が一般的とされてきました。 しかし、この春、ヴィキッズに長く通ってくれていたお子さんの中で、通信制高校での学習を経て、療育手帳を持ちながら大学へ進学するという実績が生まれました。 もちろん、「大学に進学すること」だけが素晴らしいわけではありません。 大切なのは、「障害があるからこの道しかない」と最初から諦めるのではなく、自分らしい生き方を複数の選択肢の中から選べるようになることです。 不登校のお子さんも、発達に特性のあるお子さんも、社会に出ていくための道は一つではありません。 その子にとってベストな選択ができるよう、18歳までの時間をかけて、一緒にその準備をしていきたいと考えています。
「遅れを取り戻す」のではなく、「いま」を大切に
「学校に行けない分、療育でなんとかしてほしい」 そう願う親御さんのお気持ちは痛いほどよくわかります。 しかし、ヴィキッズは無理に学習の遅れを取り戻させたり、一方的に社会の枠に当てはめようとする場所ではありません。 まずは、お子さんが「ここなら安心して過ごせる」と思えることが第一歩です。 学ぶ手段も、過ごし方も、決して一つではありません。 一人ひとりの特性に合わせたサポートの形を、私たちは常に模索しています。
ご利用に関する大切な確認事項
ここで一つ、制度上の大切な点をお伝えさせてください。 「不登校であれば、どなたでも放課後等デイサービスを利用できる」というわけではありません。 放課後等デイサービスは、あくまで児童福祉法に基づく「障害福祉サービス」です。 そのため、不登校の背景に何らかの発達の特性や障害があること(またはその可能性)が利用の前提となります。 すでに学校で「特別支援学級」などに在籍されている場合は、ひとまずの要件を満たすことが多いですが、お子さんにとってより適切で専門的なサポートを行うためにも、医療機関を受診し、医師の見解や意見書なども合わせてご用意いただくことをお勧めしています。 「うちの子は利用できるのだろうか?」と迷われた場合も、まずは一度ご相談ください。 必要な手続きや医療機関との繋がり方なども含めて、一緒に考えさせていただきます。
おわりに
もし今、お子さんが学校に行けず、日中の過ごし方や将来に不安を抱えておられるなら、ぜひ一度ヴィキッズにご相談ください。 すぐに何かが劇的に解決するわけではないかもしれません。 しかし、お子さんが心からリラックスして笑える「ゆたかな時間」を、一緒につくっていくお手伝いはできると信じています。 見学やご相談は随時受け付けております。どうぞお気軽にご連絡ください。
【お問い合わせ先】 電話:075-924-0018
【ヴィキッズからのお知らせ:スタッフ募集中!】
ヴィキッズでは、今回お話ししたような「子どもたちの第三の居場所づくり」や「将来の選択肢を広げる伴走型の学習サポート」に興味・関心のあるスタッフを募集しています。 子どもたちと本気で向き合い、一緒に「ゆたかなこども期」をつくっていきたいという方、ぜひ私たちと一緒に働きませんか? 採用に関する詳細やご応募については、以下の募集ページをぜひご覧ください。 ▶ ヴィキッズ 求人・採用情報ページはこちら ご質問なども、どうぞお気軽にお問い合わせください! 【採用・お問い合わせ先】 電話:075-924-0018

