京都新聞に掲載されました
相談支援事業所の開所について
本日、2021年3月22日(月)付で、向日市より指定障害児相談支援事業所の指定を受けました。
乙訓地域では、児童発達支援や放課後等デイサービスなどの障害福祉サービスを受けるためには、相談支援事業所による利用計画の作成が必須となっています。
これまでは近隣の相談支援事業所の皆様のお力をお借りし、通所事業をおこなってまいりました。しかし、ヴィキッズへの見学から、実際の利用開始まで、多くのケースでは2~3カ月はかかってしまい、長ければ半年近く順番待ちをしていただく状態が続いていました。
相談支援事業所を探すプロセスは、保護者自身でしていただかなくてはならず、あちこちの事業所に電話をかけては、「満員です」「3か月待ちです」と断られる中で、疲弊される方も少なくない状況でした。
また、お子さん(特に乳幼児さん)にとっての数カ月は大きく、その時間を少しでも短縮すべく、自事業所で相談支援をおこなえる体制を構築いたしました。
相談支援事業に不慣れなこともあり、当初はごく小規模な形で開始する予定ではありますが、微力ながら地域の福祉の一助となれることを願っております。
よくあるご質問について(放課後等デイサービス)
保護者の皆様からよくお問い合わせいただく内容について、整理しています。
こちらは放課後等デイサービス(小学生~高校生)のケースについて、整理しています。
(2021.3.23更新)
療育のシステムについて
療育の時間はどれくらいですか?
1日につき、1コマ=1時間を基本としています。
受け入れは基本的に、
平日の
・15時~16時
・16時~17時
・17時~18時
・18時~19時
のいずれかとなります(ヴィキッズ/ヴィキッズ・ジュニア合わせて)。
お仕事や、ごきょうだいの送り迎えの都合等で時間が前後される場合など、随時ご相談ください。
療育の空きはありますか?
2021年3月末時点で、利用定員の9割以上が埋まっており、新規の受け入れ枠は限定的です。曜日や時間帯によっては、1~2名の受け入れが可能です。
ただし、ヴィキッズでは、
・お子さんの特性や性格(それぞれの困りに合わせて)
・年齢、発達段階
・通所可能な時間(保育園や学校、習い事、保護者のお仕事などの兼ね合い)
・療育形態のご希望(個別、または集団療育を希望されるなど)
など、様々な条件を考慮して、個別のクラス編成をおこなっているため、受け入れ枠に空きがあっても、お断りせざるを得ないケースもございます。
そして、何よりもお子さん自身が通所を楽しみにしていただけるかを大切にしておりますので、まずは一度、見学・体験にいらしていただき、詳しいお話をお聞きしたいと思います。
個別療育ですか?集団療育ですか?
個別と集団のいずれか、あるいは組み合わせで療育をおこなっています。
それぞれのお子さんの特性や困り感、保護者のご希望に合わせて設定しています。
個別の場合は、スタッフと一対一を基本としています。
小集団の場合は、2~4人程度のグループを複数編成するなど、他のお子さんとのかかわりの中で療育をおこないます。
いずれの場合も、できるだけお子さん1人につきスタッフ1人に近い体制(お子さん6人に対してスタッフ4~6名など)をとっており、1時間の中で、個別の課題に取り組む時間と、小集団で取り組む時間を組み合わせるなど、療育の内容を考慮しています。
例:前半30分は、宿題などの学習課題の支援をおこない、後半30分は小集団でアナログゲームなどのソーシャルスキルトレーニングをおこなう。
保護者が療育中も付き添う必要はありますか?
付き添いの必要はありません。
お子さんお一人での通所に不安がなければ、送り迎えも不要です。
療育中に保護者は内容を見学できますか?
基本的には分離での療育を推奨していますが、お子さんが慣れるまでや、母子分離に課題のあるケースなど、一定期間、同室で見学していただくことは可能です。
また、施設内の別室から、ウェブカメラを通じたモニタリングをしていただくことも可能です。
振り返りなどの機会はありますか?
お子さんの成長の節目や、発達の様子に合わせて、3か月~半年に1回程度、スタッフと保護者で振り返りの機会を持つようにしています。
そこまでの期間の療育の内容やお子さんの様子、成長を記録としてまとめ、それをもとに振り返るとともに、またそこからの目標設定や療育内容について、ご相談するようにしています。
夏休みや冬休みなどの長期休みに、長時間の預かりは可能ですか?
1コマ1時間で毎日の時間割を構成しているため、一年中、療育の時間は固定となります。
休み期間中や振り替え休日などで、普段は通いにくい時間帯に振り替えをおこなうことなどは可能ですので、随時ご相談ください。
学校の行事や体調不良で休んだ場合はどうなりますか?
同じ月内であれば、振り替え可能です(4月30日の分を5月1日に振り替えるなどは不可)。受給者証に指定された日数の中で、振り替え可能です。
ただし、療育の空き状況次第にはなりますので、随時ご相談ください。
通常級に通っていますが、利用できますか?
必ずしも支援級や支援学校に所属していなくても、利用できます。
自治体に利用を申請し、受給者証が発行されれば、利用可能ですが、申請する際に、医師の診断書などが必要になるケースもあります。
学力は高くても、コミュニケーション面に問題を抱えていたり、ADHD傾向のあるお子さんなどは、通常級に通っていることで、逆に十分なサポートを受けられないケースも多くあります。
また、通級教室などで学習課題を補おうとしても、希望者が多く、利用ができないケースも多々あります。
お子さんにとって必要な支援が、学校の中だけでは十分に満たされない場合に、放課後等デイサービスなどを利用することが必要になることもあります。
不登校でも利用できますか?
単に不登校であるだけでは利用できませんが、不登校の原因が、何らかの発達の困難さにある場合、利用できるケースがあります。
不登校のお子さんに対しても、それぞれの困りに応じた支援や、学習機会の保証などをおこなうため、日中の時間を利用して、通所受け入れをおこなっています。
調査によって数値は違いますが、不登校児の中でなんらかの発達障害等の診断を受けているケースは多く、また、医療機関未受診のために、そうした診断そのものを受ける機会を逃したまま成長しているケースもあります。
なんらかの発達の困難さを抱えるお子さんにとって、現在の学校は行きづらい場になることも多く、二次障害としての不登校は、典型例とも言えます。
そうしたお子さんに対して、必要な支援を提供しています。
ケースによっては、ヴィキッズへの通所が、学校の出席日数として認められることもあります。
どこに相談すればよいですか?
幼児期は、自治体の検診があったり、保健師さんが担当されていたりと、相談機関が様々にありますが、学齢期に入ってしまうと、学校以外に子育ての悩みを相談する場所がなくなりがちです。
ヴィキッズを利用する・しないに関わらず、まずはお気軽にご相談ください。
ヴィキッズでは、相談支援事業所を併設しており、そちらにご相談いただくことも可能です。
療育の内容について
療育の内容はどのようなものですか?
主となる内容は、約600種類のアナログゲームを使用した療育ですが、お子さんの困りや課題によって、様々な内容をおこないます。
お絵描きや工作、粘土、シャボン玉、風船遊び、水遊び、文字の読み書き、数数え、鬼ごっこ、散歩、公園遊び、マット運動、サーキット運動など、お子さんの困りや特性、好きなものに合わせた、多種多様なプログラムを組み合わせて療育をおこないます。
文字の読み書きに困りのあるお子さんには、タブレットなどのICT機器の活用方法を考える場合もあります。
どんな困りのあるお子さんが通われていますか?
それぞれのお子さん、ご家庭により、本当に千差万別です。
「気持ちを言葉にするのが苦手で、我慢してかんしゃくを起こしてしまう」
「落ち着きがなく、授業中にごそごそしたり、立ち歩いたりしてしまう」
「空気を読むことが苦手で、友人関係でよくトラブルをおこしがち」
「文字の読み書きが苦手で、授業についていくのが難しい」
「支援級に所属しているが、学習内容がこのままでいいのか不安」
「友人関係のトラブルから不登校になってしまったが、昼夜逆転して引きこもり状態だ」
「学童に行っていたが、高学年になって行けなくなってしまった。かといってクラブや習い事にも行きにくい」
「他の放課後デイを利用していたが、低学年の利用者が増え、浮いてしまうようになった」
すべて実際にあったご相談です。
人それぞれ成長や発達のスピードは違うため、ゆっくり見守っていってあげられるならそれに越したことはありません。
しかし、お子さんの抱える性格や特性などが原因で、保護者の方が子育ての難しさを感じられたり、学校で叱られたり、トラブルになったりすることが多いなど、保護者やお子さんが困り感を感じられているようでしたら、ぜひご相談ください。
すべてを解決することは不可能ですが、それぞれのお子さんの困り感を少しでも軽減し、その子や家族が過ごしやすい環境づくりをどのようにおこなうか。また、集団では問題行動ばかりが目立ってしまうお子さんも、個別にじっくり見てあげる場面を作れば、良いところや優れたところもたくさんあります。
そうした点をきっちり認識し、学校と連携する中で、お子さんや保護者の方の自己肯定感を上げることも、療育の一つの役目だと感じています。
通っている年齢層はどのぐらいですか?
2021年3月末現在で、小1から高2まで、幅広い年齢のお子さんが通われています。
福祉につながるというのは、親御さんにとっても大きな決断であるため、乳児期から少し気にはなっていても、私たちのような施設につながるまでには、なかなか時間がかかります。
幼少期にはなんとなくやり過ごしていたが、年齢が上がるにつれ、トラブルが少しずつ表面化し、小学校4年生ぐらいからかかわるケースもあります。
低学年のうちは学習になんとか食らいついていたが、「自分を表現する」「自分で選ぶ」といった学習課題が増えるにつれ、しんどさが出てき、それをサポートする必要が出てくるケースもあります。
こうしたケースの場合は、高学年からのかかわりが必要になってくることもよくあります。
言語訓練はどのような内容ですか?
言語聴覚士(ST)による、個別療育を受けることができます。
言語に関する検査、評価をもとに、月に1~2回ほどのペースで、個別療育のプログラムをおこないます(例:毎月第4火曜日におこなうなど)。
そうして作成された言語に関する支援計画の内容は、通常の療育にも反映させます。
吃音や発音だけでなく、言葉の聞こえや理解のしにくさなど、幅広いお悩みに対して相談を受け付けます。
言語訓練をご希望の方はお申し出ください。
療育の期間はどのぐらいですか?
お子さんによってそれぞれ違うため、一律に申し上げることはできません。
半年から一年程度で困りが解消される場合もあれば、数年単位で成長を見守っていく必要があるお子さんもいらっしゃいます。
保護者の方から見て、療育の必要性を感じなくなれば、卒業していただくタイミングになりますし、こちらからも振り返りの機会などにそうしたお話をさせていただくこともあります。
手続き・料金について
利用にあたってどのような手続きが必要になりますか?
お住いの市町村によって、少しずつ手続きが異なります。
市町村に利用申請を提出し、受給者証が発行されれば利用可能になります。
向日市、長岡京市、大山崎町の乙訓地域の場合、乳幼児期は基本的に担当の保健師さんが配置されるため、その方を通じてご相談ください。
京都市の場合、西京区などにお住まいの方は児童福祉センターにお問い合わせください。
京都市:児童発達支援,放課後等デイサービスを利用するまでの流れについて
南区、伏見区などにお住まいの方は、第二児童福祉センターにお問い合わせください。
https://www.city.kyoto.lg.jp/hagukumi/page/0000123002.html
療育手帳や障害手帳は必要ですか?
必要ありません。
市町村から発行されるサービス受給者証があれば、利用可能です。
料金はどのぐらいですか?
受給者証をお持ちの場合、保険が適用になり、幼児さんの場合、1日当たり、およそ1200円~1300円になります。
また、世帯収入により1カ月当たりの上限額が設定されており、0円、4600円、37200円の3段階があります。
例:1回1200円で、ひと月に5回利用があった場合(上限額4600円)
単純計算では1200×5で6000円になるが、上限額を超えているため、その月の利用料は、4600円。
複数の事業所を掛け持ちできますか?
できます。
ヴィキッズは、どちらかと言えばソーシャルスキルトレーニングや学習支援を得意としている事業所ですので、運動療育やものづくりなど、他分野の療育をおこなっている施設と併用して通所されるケースもあります。
乙訓圏域の場合、基本的には週3日という枠の中ですが、例えばヴィキッズに月・木と通い、土曜日に他事業所に通われるなどというケースもあります。
ただし、同じ日に複数の事業所に通うことはできませんので、ご注意ください。
例:午前中にA事業所、午後からB事業所、など
送迎・アクセスについて
送迎はありますか。
送迎はおこなっておりません。保護者の方による送迎、または自力通所をお願いしています。
小学校高学年以上は、できるだけお子さん自身で通所できる力を育てるため、最寄り駅までの送り迎えなどをおこなっているケースもございます。
駐車場はありますか?
あります。
建物の周囲に沿って、合計3台駐車していただけます。車止めを目印に、ご駐車ください。
16時、17時の入れ替わりの時間帯など、混み合う場合は、近隣からお電話などいただければ、そちらまで送迎することも可能です。
両親以外が送迎しても構いませんか?
構いません。
事前にご連絡さえいただければ、おじいさんおばあさんや、ファミリーサポートの方などが送迎されるケースもございます。
最寄り駅はどこですか?
阪急東向日駅から徒歩6分ほどです。
JR向日町駅からも徒歩13分ほどです。
ぐるっとむこうバス「垣内」から徒歩すぐ。
どこに連絡すればよいですか?
電話:075-924-0018
ファックス:075-925-0800
こちらまでお願いいたします。
よくあるご質問について(児童発達支援)
保護者の皆様からよくお問い合わせいただく内容について、整理しています。
こちらは児童発達支援(幼児)のケースについて、整理しています。
(2023.12.23更新)
療育のシステムについて
療育の時間はどれくらいですか?
1日につき、1コマ=1時間を基本としています。
基本的に幼児さん(未就学児)の受け入れは、
月曜日から金曜日の午前中の
・9時~10時
・10時~11時
・11時~12時
のいずれかとなります。
また、2023年4月より、午後の時間帯の
・13時~14時
・14時~15時
について、年長さんクラス(5歳児クラス)のお子さんについては、受け入れを開始しています。
幼児さんのお昼寝の時間などと重なることもあり、限定的な受け入れとはなりますが、ご一考ください。
お仕事や、ごきょうだいの送り迎え、幼稚園・保育園の行事の都合等で時間が前後される場合など、前後15分程度の時間移動は可能な場合がございます。随時ご相談ください。
※2024年4月よりの制度改定により、時間・人数など、療育の形態が変更になる可能性があります。これまでのような、個別・短時間療育が難しくなる可能性もあるため、厚労省より改定内容が発表され次第、できるだけ迅速に対応し、発表いたします。
療育の空きはありますか?
2023年12月時点で、利用定員のほとんどが埋まっており、新規の受け入れ枠は難しくなっています。毎年4月には、年長さんが新一年生になる関係で、空き枠が出ますが、すでに在籍されているお子さんを優先して新年度のクラス編成をおこなうため、利用可能な時間帯が限定されてしまうことをご了承ください。
ただし、ヴィキッズでは、
・お子さんの特性や性格(それぞれの困りに合わせて)
・年齢、発達段階
・通所可能な時間(保育園や学校、習い事、保護者のお仕事などの兼ね合い)
・療育形態のご希望(個別、または集団療育を希望されるなど)
など、様々な条件を考慮して、個別のクラス編成をおこなっているため、受け入れ枠に空きがあっても、お断りせざるを得ないケースもございます。
たとえば、こども同士でのコミュニケーションスキルを伸ばす療育を希望されている5歳児と、発語などに課題のある2歳児では、療育の内容や目的がまったく異なるため、基本的に同室での療育はおこないません。
そして、何よりもお子さん自身が通所を楽しみにしていただけるかを大切にしておりますので、まずは一度、見学・体験にいらしていただき、詳しいお話をお聞きしたいと思います。
個別療育ですか?集団療育ですか?
個別と小集団のいずれか、あるいはその組み合わせで療育をおこなっています。
それぞれのお子さんの特性や困り感、保護者のご希望に合わせて設定しています。
個別の場合は、お子さん一人につきスタッフが1~2名つくことを基本としています。
小集団の場合は、2~4人程度のクラスを編成し、他のお子さんとのかかわりの中で療育をおこないます。
いずれの場合も、幼児については、お子さん1人につき1人以上のスタッフが必ずつく体制をとっており、1時間の中で、個別の課題に取り組む時間と、小集団で取り組む時間を組み合わせるなど、療育の内容を考慮しています。
※2024年4月よりの制度改定により、時間・人数など、療育の形態が変更になる可能性があります。これまでのような、個別・短時間療育が難しくなる可能性もあるため、厚労省より改定内容が発表され次第、できるだけ迅速に対応し、発表いたします。
保護者が療育中も付き添う必要はありますか?
送迎さえしていただければ、付き添っていただく必要はありません。
いったん御帰宅されたり、療育の間に、買い物や家事などの用事を済まされる方もいらっしゃいます。
療育中に保護者は内容を見学できますか?
基本的には分離での療育を推奨していますが、お子さんが慣れるまでや、母子分離に課題のあるケースなど、一定期間、同室で見学していただくことは可能です。
また、施設内の別室から、ウェブカメラを通じたモニタリングをしていただくことも可能です。
振り返りなどの機会はありますか?
お子さんの成長の節目や、発達の様子に合わせて、3か月~半年に1回程度、スタッフと保護者で振り返りの機会を持つようにしています。
そこまでの期間の療育の内容やお子さんの様子、成長を記録としてまとめ、それをもとに振り返るとともに、またそこからの目標設定や療育内容について、ご相談するようにしています。
夏休みや冬休みなどの長期休みに、長時間の預かりは可能ですか?
1コマ1時間で時間割を組んでいるため、一年中、療育の時間は固定となります。
休み期間中、普段は通いにくい時間帯に振り替えをおこなうことなどは可能ですので、随時ご相談ください。
園の行事や体調不良で休んだ場合はどうなりますか?
同じ月内であれば、振り替え可能です(4月30日の分を5月1日に振り替えるなどは不可)。受給者証に指定された日数の範囲で、振り替え可能です。
ただし、療育の空き状況次第にはなりますので、随時ご相談ください。
保育園や幼稚園と併用(並行通所)できますか?
できます。
1~2歳の乳児さんなど、未就園児のお子さん以外の多くは、保育園や幼稚園と併用して通所されています。
・ヴィキッズに通った後、そのまま保育園に通園される。
・その曜日は幼稚園は休みにし、午前中はヴィキッズ、午後からプールなどの習い事にする。
・育休中の方などは、その曜日は保育園はお休みにする。
・両親で交替でシフトを調整したり、有休や在宅勤務を活用するなどして、毎週でなくとも、通える範囲で通所する。
ご家庭の事情は様々ですが、利用できる範囲でご利用いただいて結構です。
向日市以外の市町村からも通えますか?
通えます。
現在、向日市だけでなく、長岡京市や大山崎町などの乙訓圏域や、京都市からも通所されている方がいらっしゃいます。
その他、大阪府などからでも、通所の受け入れは可能です。
きょうだい(弟、妹など)がいるのですが、連れて行っても構いませんか?
保護者の方の見守りの元、別室で待機していただくことは可能です。
療育中の支援室への立ち入りは、基本的にお断りしています。
療育の内容について
療育の内容はどのようなものですか?
主となる内容は、約700種類のアナログゲームを使用した療育ですが、お子さんの困りや課題によって、様々な内容を組み合わせておこないます。
お絵描きや工作、粘土、シャボン玉、風船遊び、水遊び、文字の読み書き、数数え、鬼ごっこ、散歩、公園遊び、マット運動、サーキット運動など、お子さんの困りや特性、好きなものに合わせた、多種多様なプログラムを組み合わせて療育をおこないます。
文字の読み書きに困りのあるお子さんには、タブレットやスマートフォンなどのICT機器の活用方法を考える場合もあります。
どんな困りのあるお子さんが通われていますか?
それぞれのお子さん、ご家庭により、本当に千差万別です。
「周囲に比べて発達がゆっくり」
「言葉が出るペースがゆっくり」
「思いを言葉にするのが難しく、思わず手が出てしまうこともある」
「落ち着きがなく、じっくり椅子に座っていられない」
「集中力がなく一つのことに取り組めない」
「切り替えが難しく、遊びがすっきりと終われない」
「環境の変化(人・場所など)に弱く、初めての場所では固まったり泣いてしまう」
「集団行動に参加しづらく、発表会や運動会に参加できない」
「自分が思っていた予定と違うとかんしゃくを起こす」
「集団での指示が入りにくく、園などで取り残される場面がある」
「手先が不器用で、入学に向けて鉛筆やはさみの使用が心配」
「運動や動作が不器用でよくこけたり、失敗してしまう」
「数字や文字の認識が弱い」
すべて実際にあったご相談です。
人それぞれ成長や発達のスピードは違うため、ゆっくり見守っていってあげられるならそれに越したことはありません。
しかし、お子さんの抱える性格や特性などが原因で、保護者の方が子育ての難しさを感じられたり、幼稚園・保育園で叱られたりすることが多いなど、保護者やお子さんが困り感を感じられているようでしたら、ぜひご相談ください。
すべてを解決することは不可能ですが、それぞれのお子さんの困り感を少しでも軽減し、その子や家族が過ごしやすい環境づくりをどのようにおこなうか。また、集団では問題行動ばかりが目立ってしまうお子さんも、個別にじっくり見てあげる場面を作れば、良いところや優れたところもたくさんあります。
そうした点をきっちり認識し、保育園や幼稚園と連携する中で、お子さんや保護者の方の自己肯定感を上げることも、療育の一つの役目だと感じています。
通っている年齢層はどのぐらいですか?
幼児さんについては、1歳から6歳まで、幅広い年齢の方が通われていますが、多くは3歳~6歳ぐらいのお子さんです(幼稚園で言う年少~年長)。
福祉につながるというのは、親御さんにとっても大きな決断であるため、乳児期から少し気にはなっていても、私たちのような施設につながるまでには、なかなか時間がかかることが多いです。
3歳半検診で推奨されたり、幼稚園や保育園に入ってみて、集団での難しさを感じられてからつながるケースが中心です。
また、年中さんの後半あたりから、就学に向けての準備を進める中で、利用を決断されるケースもあります。
何人ぐらい通われていますか?
幼児さんは、例年、全体で30人ぐらい通われています。
療育の期間はどのぐらいですか?
お子さんによってそれぞれ違うため、一律に申し上げることはできません。
半年から一年で困りが解消される場合もあれば、数年単位で成長を見守っていく必要があるお子さんもいらっしゃいます。
保護者の方から見て、療育の必要性を感じなくなれば、卒業していただくタイミングになります。
保護者会などはありますか?
コロナ禍のため、大規模な形では難しいですが、少しずつ保護者の方にお集まりいただける機会は設けています。
形態を模索しながら、実施していきたいと思います
手続き・料金について
利用にあたってどのような手続きが必要になりますか?
お住いの市町村によって、少しずつ手続きが異なります。
市町村に利用申請を提出し、受給者証が発行されれば利用可能になります。
向日市、長岡京市、大山崎町の乙訓地域の場合、乳幼児期は基本的に担当の保健師さんが配置されるため、その方を通じてご相談・お申込みください。
京都市の場合、西京区などにお住まいの方は児童福祉センターにお問い合わせください。
京都市:児童発達支援,放課後等デイサービスを利用するまでの流れについて
南区、伏見区などにお住まいの方は、第二児童福祉センターにお問い合わせください。
https://www.city.kyoto.lg.jp/hagukumi/page/0000123002.html
療育手帳や障害手帳は必要ですか?
必要ありません。
市町村から発行されるサービス受給者証があれば、利用可能です。
料金はどのぐらいですか?
受給者証をお持ちの場合、保険が適用になり、幼児さんの場合、1日当たり、およそ1200円~1300円になります。医療などと同様に保険点数のようなものが設定されており、基本的にどこの事業所を利用されても料金は変わりませんが、配置されているスタッフの数や専門職の人数によって少しずつ点数が変わってきます。
また、世帯収入により1カ月当たりの上限額が設定されており、0円(非課税世帯)、4600円(世帯収入およそ890万円まで)、37200円(890万円以上)の3段階があります。
例:1回1200円で、ひと月に5回利用があった場合(上限額4600円)
単純計算では1200円×5で6000円になるが、上限額を超えているため、その月の利用料は、4600円。
さらに、幼児教育の無償化の対象となるため、3歳になってから最初の4月以降(いわゆる年少さんの4月)から小学校入学前の3月までは、利用料金はかかりません。
自費で療育を受けることは可能ですか?
現時点では受け付けておりません。
送迎・アクセスについて
送迎はありますか。
送迎はおこなっておりません。保護者の方による送迎、または自力通所をお願いしています。
小学校高学年以上は、できるだけお子さん自身で通所できる力を育てるため、最寄り駅までの送り迎えなどをおこなっているケースもございます。
駐車場はありますか?
ございます。建物の周囲に沿って、合計3台駐車していただけます。車止めを目印に、ご駐車ください。
入れ替わりの時間帯など、混み合う場合は、近隣からお電話などいただければ、そちらまで送迎することも可能です。
両親以外が送迎しても構いませんか?
構いません。事前にご連絡さえいただければ、おじいさんおばあさんや、ファミリーサポートの方などが送迎されるケースもございます。
最寄り駅はどこですか?
阪急東向日駅から徒歩6分ほどです。
JR向日町駅からも徒歩13分ほどです。
ぐるっとむこうバス「垣内」から徒歩すぐ。
どこに連絡すればよいですか?
電話:075-924-0018
ファックス:075-925-0800
こちらまでお願いいたします。
保育所等訪問支援の指定を受けました!
ヴィキッズは、本日令和3年2月5日付で、京都府より、「保育所等訪問支援」の指定を受けました。
「保育所等訪問支援」とは、お子さんの集団生活への適応を目指して、事業所のスタッフが保育所等に実際に出向き、お子さんの過ごしをサポートしたり、関係の先生方との連携をおこなったりする事業です。
「保育所等」とはなっていますが、保育所だけではなく、幼稚園や学校、乳児院、児童養護施設なども、「保育所等」に含まれます。
集団生活に難しさや困りを抱えるお子さんを、保育所や学校のような母集団から取り出して療育をおこなうのが、児童発達支援や放課後等デイサービスのような通所支援事業所です。しかし、取り出しの療育をおこなうだけでは十分とは言えないケースも多く、より多くの時間をすごす母集団での生活を支援する仕組みとして、保育所等訪問支援が整備されました。
ヴィキッズではこれまでも、保護者の方からの、幼稚園や学校等との連携の要望はあり、個別に対応はしてまいりました。
学校の先生方との連携会議をおこなったり、集団活動での様子を見学させていただいたりといった機会はできる限り積極的に作ってはきましたが、割けるスタッフにも限界があるのが実情です。
公的に利用できるサービスとして指定を受けることで、お子さんたちに、より十分な支援を行える体制を確立しました。
利用にあたっては、新たにサービス等利用計画の作成(修正)、受給者証の発行などの手続きは必要にはなりますが、様々な形でご活用いただけるサービスです。
利用方法や詳しい内容については、お問い合わせください。
また、厚生労働省より下記のような手引書も出されております。こちらは、事業所向けの手引きとはなっておりますが、一つの参考にはなると思います。