つなげてあそぼう
つなげて楽しい教材を2つ紹介します。
①スナップボタンのいもむし
様々な色の丸いフェルトにスナップボタンがつけてあります。
つなげていくとカラフルな いもむし が完成!
スナップボタンとは凹凸を合わせてパチンと止めるタイプのボタンです。凹1つ凸1つの2個セットで1組となります。
スナップボタンを上手に扱うにはいくつかのコツが必要です。
・凸と凹がうまく組み合わさるように重ねること
・パチンとボタンの凹凸がはまるように力加減を調節すること
・ボタンを外すときは引っ張る位置や力の方向を調節すること
この遊びの中で、上にあげたような指先の関節や力加減をコントロールする経験を重ねます。
②フェルトの輪つなぎ
作る機会が多いものは 折り紙の輪つなぎ だと思います。
幼少期に誕生日会などで部屋を飾りつけたり、工作でネックレスを作ったりした経験を持つ人も多いのではないでしょうか。
写真にあるのは、紙ではなくフェルトで代用したもので、輪の接着部分はマジックテープになっているのでベリベリと何度も付け外しすることも可能です。
これもスナップボタンのいもむしと同様に、対となるマジックテープをうまく重ね合わせる必要があります。
また、つなげていくためには、次のフェルトを輪の中に通して、さらに丸を作るといった作業が必要です。
視覚でフェルトを通す位置を捉え、手を使って目的の形を作るといった目と手の協応や指先の技巧性を養います。
この2つの遊びは、視覚的認知や器用さだけでなく「長い」「短い」「半分」といった概念の形成や、長さを「比べる」といった学習にもつなげることができます。
短いイモムシ
長いイモムシ
つなげることを発展させた遊びの代表的なものはプラレールがあります。
レールをつなげて、電車を走らせたり、駅を作ったりして自分の好きな世界をつくることができるので、つい夢中になってしまう人も多いと思います。