児童発達支援・放課後等デイサービス・保育所等訪問支援・相談支援 ヴィキッズ/ヴィキッズ・ジュニアのブログ

京都府向日市にある、 ヴィキッズ/ヴィキッズ・ジュニアのブログです。児童発達支援、放課後等デイサービス、保育所等訪問支援、相談支援など、子育ての幅広い困りに寄り添います。

定員や面積などの法律上の基準と、私達の考える療育について

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定員について

 ヴィキッズでは、現在、1日の利用定員は10人として行政に申請し、開所しています。私たちは、児童発達支援放課後等デイサービスの2種類の機能を持つ、多機能型事業所として開所していますが、その2種類を合わせて10人という定員です。

 これは、法律上の基準によるもので、大まかに分けて、こうした事業所の定員は、
・~10人
・11人~20人
・20人~
の3種類に分けられます。

 大規模な事業所では、たくさんのお子さんを一斉に受け入れて、療育を行われていますが、私達は、まずはミニマムな体制で、事業所づくりをスタートさせました。

  法律上の基準では、お子さん10人に対して、指導員が2名(11人からは+1名)となっています。公的に支払われる報酬も、それに基づいた金額となっています。

 しかし、様々な課題を抱えるこどもたちに対して、私達の考える療育を提供するには、この、こども:おとな比率では十分ではありません。

 そのためヴィキッズでは、お一人あたりの療育時間を1時間前後に制限させていただき、1日あたりのコマ数を増やすことで、充実した療育を提供できるようにしています。
 こうすることで、指導員1人あたりが1コマに指導するお子さんの人数を1~2名に制限し、できるだけ個別対応に近づけることで、お子さん一人ひとりに指導員の目が届きやすくできる体制づくりをおこなっています。

 また、1時間前後という時間制限は、療育を受けられるお子さんの集中力という意味でも、適当なものではないかと考えています。特に低年齢のお子さんの場合、学校の授業時間よりも長い時間であり、その間の興味の持続は、なかなか難しいものです。

 単純な経営効率という意味では、限られた時間に一斉に10名を受け入れて、スタッフも最小(あるいはアルバイトなど)で回すということが求められるのでしょう。
 実際にそうされている事業所や、とにかくできるだけ長時間預かってほしいという保護者のニーズもありますが、私達は、できうる限りの範囲で質の高い療育を提供するため、こうした体制で事業をおこなっています。

面積について

 また、施設の面積と定員の関係についても、法律上の基準が定められています。

 法律上の基準だけで言えば、ヴィキッズの施設の面積では、およそ30名前後のお子さんを一度に受け入れることが可能です。しかし率直に言って、現実的にはそれはありえない数字です。そんな過密状態では、いつ事件や事故が起こってもおかしくありません。

 お子さんの特性や発達段階にもよりますが、できるだけゆったりした環境で療育を提供するためにも、私達は独自の基準を設けています。1コマあたりの人数制限も、このためです。