「スピードカップス」アナログゲーム紹介
「スピードカップス」というゲームを紹介します。
カードに描かれたイラストを見て、その色の順番に、手元の5色のカップをすばやく並べ替えるゲームです。
カップを並べ終えられたら、中央のベルを鳴らしていき、全員が並べ終わったら判定。並びが正確であれば、1位の人が1ポイントゲットです。
横に並べるイラストと、縦にカップを積み重ねるイラストの2パターンがありますが、どう並べるかは子どもの年齢によって、ゆるく捉えればいいと思います。
様々な形で描かれたイラストの中から、「色」と「並び」という要素だけを取り出し、それをカップの並び替えで表現するという操作。ゲームのプレイには、この2段階が必要ですが、特に低年齢の子どもたちの、物事の認知能力を高める一助になるかと思われます。子どもたちの認知の特性によって、上から順に並べていこうという子や、お気に入りの(目に付きやすい)色から並べていこうとする子がいるのも興味深いです。
スピード勝負で、わちゃわちゃと一斉にカップを並べ替えていくので、とても楽しい雰囲気が生まれる、子どもたちの大好きなゲームの一つです。
難点は、1位の人だけがポイントを獲得できるというゲームシステム。どうしても年齢や発達段階による実力差がハッキリとついてしまうので、点差が大きく離れてしまうことがあります。
ハンデとして、苦手な子だけに何秒か先に見せてあげたり、大人が横についてサポートしてあげるなどの工夫が必要になります(あるいは別途、「ウボンゴ」のように、ランダムで点数をゲットできる仕組みなどを作っても良いかもしれません)。
2人〜4人でプレイでき、価格も3000円を切りますので、ご家庭で楽しむのにも良いゲームかと思います。慣れてくれば、1〜2年生でも、大人と対等に勝負できるようになってきますよ。
追加でカップ2セットと、もう少し複雑なイラストの描かれたカードが入っている、拡張版もあります。